和名 : ホホジロザメ

平均3~4.8mと大型のサメ。
主に沿岸の表層域を泳ぐが、300 mより深い水深域でも活動する。
水温は12~24℃を好む。温帯から亜寒帯の海域に広く分布しいている。
歯は非常に鋭利で、長さは約7.5センチメートル、ノコギリのようなギザギザを持つ鋸歯(きょし)状縁になっていて、皮や筋肉を切断するのに適した形状。
イルカやオットセイ、アザラシなどの海棲哺乳類を好み、魚類やイカ、海鳥も捕食する。
ホホジロザメは呼吸のため泳ぎ続ける必要があり、常に高速を出すとエネルギーを消耗するため、捕食する直前にスピードを上げる待ち伏せの行動が観察されている。
人間を襲うことは稀で、アシカやアザラシと間違えたり、主に試し咬みがほとんど。今や乱獲や混獲の被害に遭い、絶滅危惧種となっている。